…俺はやらないまま終わったんだったか…それとも最後は、その酷いことをしたのか。どうだったかな。
君は…どっちがいいんだろうな。ふふっ…ほら、もってけ。
[ほほえましいものを見るように、少年へと探し物であった薬草を渡す。素直じゃない好意を向けている少女へと届けるのだろう。なんとも、実際に微笑ましい]
もう迷い込むなよ。ここは少し他所の森よりも深い。ずっとずっと深い。気安くこられたら森が人だらけになってしまう。
[不可思議なことを口にしながら少年を見送って、息を吐き、稀に表れる女神の森から人がいなくなったのを確認して住まいへと帰っていった]