[ 舟に気付けば対岸から、攻撃のある可能性はある。それを可能な限り防ぐために此方岸に寄せて進む。
弓兵と同乗する盾持ち歩兵も、北側に隙間無く盾を並べて壁を作った ]
クレス!
[ 舟の用意をする間に馬に鞭当て、橋の正面に控える剣士の元へと自ら駆ける ]
連中、下流に......
[ 伝えかけた時、橋の向こうから駆け戻る騎馬隊の姿が見えた>>46
馬上に在った彼には、数人の兵に支えられる形で戻った、コリドラスの姿も、即時目に入る ]
将軍......!?
[ 笑み浮かべたままの、その姿は、だが、すでに生無き人のものだ、と、彼には判った ]