人狼物語−薔薇の下国

176 ねぼすけ狼とうさぎさんの黒い森


ぺたぺた ゲルト

[うさぎの時にも感じていたのだろうか。自分では分からなかった欲望がむくむくと沸き起こるのを…は感じていた。

そんな気持ちの変化をルートヴィヒのように恐怖することなく受け入れてたのは、沸き上がるそれに飲まれていたからかもしれない。]

ねえ、僕…不安なんだ。
ファムが…お日様やお外を避けてたファムが、もう平気になっちゃって…何処でも行っちゃうのが…。

[そう言うと相手をきつく抱きしめる。自分の腕の中に、囲う。]

何処にも行っちゃヤダ…。
ファムは誰にも渡さない。
僕だけのものになってよ…。

[それは強い独占欲の顕れ。所有欲、束縛心、嫉妬、傲慢…。
それらが醜く…の中で咆哮した。]

(58) 2014/04/19(Sat) 07:25:37 (george)

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