[目を開けると、青空が見えた。けれど視界の端には森の木々や家の屋根があり、土と草の匂いがする。そして、冷たい。背中とか頭とか。] …………なぜ私は土の上で寝ているのでしょうか……。[起きあがると、右手の辺りに鍋の蓋が落ちていた。腕を組み、うんうん唸る。] ええと。つまり。夢遊病……?[鍋の蓋を持って立ち上がり、首を傾げ、肩胛骨の辺りを触りながら家の中へと戻っていった。]