[チャールズの指示が行き渡っていたおかげで、鐘を聞いたそれぞれの部族が麾下を引き連れて退却口に集まる。] 今からでもオクタヴィアスの慈悲を期待するという者は逃げずに投降したっていいぞ。[撤退を渋る者たちにはそう言ってやる。彼らが留まりたい理由がそこにないことは承知の上だ。降参などするものか、と意気込む連中の背を「なら残るな」と押して南へ向わせる。チャールズが撤退支援にと、少ない兵力の中からわざわざ割いてくれた歩兵もまた説得に当たってくれた。]