― 都市上空 ―[問う声>>53は届いていたが、それに答える事はなく。言葉の代わりに繰り出すのは、銀の刃の斬り下ろし]……む?[その一閃を避けるでなく、頭だけを避けて敢えて受けるような動き>>54に疑問の声があがり──直後、伝わってきた硬質の手応えに、僅かに眉が寄せられた]……ほう。それもまた、君の『力』か。[異質な色に変色した肌>>55に、零れるのはそんな呟き。それをかき消すように雄叫びが響き、回転の勢いをのせた三日月斧が振るわれた。>>56]