― 回想・就寝前>>27 ―[消え入りそうな声でようやくそれだけ絞り出した様子のファミルに]なぁんだ、そんなことかー。[と相手の心情もよそにあっけらかんと答えた。]大丈夫、ローゼンハイムさんなら絶対オッケーしてくれるよお。駄目なら僕んちにおいでよ−。今は狭いけど、ファムが来てくれたらきっと楽しいよ。[楽しそうに弾ませた声は相手に届いたのだろうか。いつしか相手が寝たことに気がつくと]・・・おやすみ[と静かに告げて自分もまぶたを閉じた。]