人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園生 リヒャルト

 このまま、ここに立てこもってたって、ロンリコの二の舞になっちまう。
 なら、動かないと。
 あっちはこっちを殲滅させる気しかないんなら、尚更だろ。
 下がる後ろ、もうないんだから。

[首都に続き、魔法の使い手たちの拠り所とも言えた学園都市まで堕とされた現状、居場所はこの隠れ里のみ。
ある程度の防備は備えていたはずの学園都市すら文字通りの力押しで蹂躙された事を思えば、この小さな里が耐えきれるとは到底思えなかった]

 ……人手が足りないのは、わかってるよ。
 あいつらが、魔法一発で吹っ飛んでくれるわけじゃないのも。
 戦える人数は、こっちは圧倒的に少ない。

[なら、どうするか。
その答えは、先に聞いた情勢から既に導き出していた]

(58) 2020/11/15(Sun) 14:37:44

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