ああ、わかっている。 そちらは、私の領分だ……力を尽くす。[零した思考に同意を示した医師に頷きを返した後、改めて集う花精たちを見回して] ……不安になるのは已む無しだと思うが、医師殿も全力を尽くそうとしているんだ。 その邪魔をするのは、効率が悪いと思うぞ。[平坦な口調のままきぱっと言い切り、診療所を出る。その後どんなやり取りがなされたかは気にした様子もなく。ただ、診療所に籠もっていた熱が冷め、集まっていた花精たちが散り始めたのは確かな事。*]