人狼物語−薔薇の下国

502 温室世界の住人たち


司書 ファミル

 ああ、わかっている。
 そちらは、私の領分だ……力を尽くす。

[零した思考に同意を示した医師に頷きを返した後、改めて集う花精たちを見回して]

 ……不安になるのは已む無しだと思うが、医師殿も全力を尽くそうとしているんだ。
 その邪魔をするのは、効率が悪いと思うぞ。

[平坦な口調のままきぱっと言い切り、診療所を出る。
その後どんなやり取りがなされたかは気にした様子もなく。

ただ、診療所に籠もっていた熱が冷め、集まっていた花精たちが散り始めたのは確かな事。*]

(58) 2018/06/21(Thu) 23:05:23

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