― 龍峡の村 ―[ロヴィンと別れた後、歩み向けるのは本来の目的地であるお気に入りの甘味処。半年前の一件からしばらくは相棒に付きっきりで、その後は調査隊派遣の準備のために動き回っていたから、ここを訪れるのは本当に久しぶりで] おばちゃん、元気にしてるかなー。[馴染みの店主の事を考えながら急ぎ足で歩いていたところに、その声は響いた。>>48]