[…は教会から早足で病院に向かっている。ジークムントの体調がやはりまだ気がかりであった。]
昨日はお屋敷に帰ったはずだし!しっかり寝てくださってると思うのだけど!
きっとエーヴァルトさんに叱られているし。
診察時間を遅らせましょうか?って言ったけど聞いてくれないんだもの
そりゃあ街の人だって心配だけど…先生が倒れたらどうするの…もうもう!
[…は思い出してはまだ小言を言いたくなるようである。考えに夢中になっておらず、前を見ていなかった。]
今は街に久しぶりの方々がたくさんきているようだし、いっそ外に出るか、研究所かどこかに先生に会いにきて貰えば休んでもらえるかな…?
…っ、わっ!!!!
[…は前にいる人に気がつかずそのままぶつかってしまう。それはセーラーローズであった。]