……ああ、そう言えば。我がいとし子も、こちらには来ている。もし城下に出るなら、あれに案内を頼むといい。……恐らく、ここの城下については私以上に知り尽くしているからな、あれは。[一転、楽し気に告げる様子は飄々と。なお、当のいとし子に捜されている事は、気付いていても気にしてはいなかった。**]