[不安そうな瞳が揺れるのを見て、たまらず彼の両の頬を掌で覆ってじっと見つめる。しっかりと見つめたあと、うっとりと歌うように]ファムに…自分の血なんて流させないよ。だって、ファムには他の生き物の血がお似合いだもの。血みどろの君はさぞや綺麗なんだろうなあ……[と吐いた。人形では無くなったかもしれないが、それでも変わらず綺麗だ。と、盲目的に感じた。君の白い頬に真っ赤な血がきっと映える…。それはとっても素敵なんだろうな、って。]