[彼女は、他のことをやっていてもスノウが狼ではと考えてしまっている自分に気付き、自身に辟易した。レトやフィオンで終わる気がしないのだ。彼女は自分が間違っているならどうすればいいのか、あるいは周囲が間違っているならどうすればいいのか、悩んでいる。別のことに集中して、リセットして、フラットに見たいと、強く思った。次に顔を出すのは遅くなるかもしれない、そう自分の予定を見ながら考える。何だか顔が暖かい。知恵熱だろうか、などと感じながら、彼女は出掛けるのだった。]