[ しかし、真下から迫る大きな地脈の力は『虚無』に、早々に気付かれたか、軟体動物のような姿は、後方に大きくへこんで、石錐の直撃を避ける ]ちっ![ 舌打ちしながらも、男は足を止めず、自ら呼び出した石錐に、駆け上った* ]