人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


元首 カナン

― 平原南 ―

[両国の相違については、ひとつ頷いた。
知識としては知っていても、実感はない。
付け焼刃の兵に国防を任せるなど、不安にならないのかと思うあたりも考え方の相違なのだろう

ここまでは穏やかさを装っていたが、続く言葉に纏う風を一変させた。]


 なるほど。
 ならば我らも血に報いねばならないな。

 この地を得るために流された我らが同胞の血、
 安くはないと思い知ることになる。


[不動のまま、背後に従う兵の戦気が増す。
空気が不意に帯電したかのように震えた。]

(57) 2019/11/05(Tue) 01:15:43

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