[ボクは窓の縁へ止まった鴉へ話しかける。]
ねえ、キミもそう思うだろう?
[黒曜石で出来た置物のようにじっと動かない鴉。
その瞳を見ていると、悪巧みをする主人の顔>>1:56が
透けて見えてくるような。そんな気すらするね。
嗚呼、どうせボクが最下位になったら猫耳を…
とか、思っているに違いないんだ。
だって、180年と少し前、彼女から求められた罰ゲームを
ボクは受けなかったんだからね。
あれは、そう、確か炎の河>>0:188の畔にある
グリードハウス…での、ことだったかな。
あの時のユーリエも鴉と共に居たんじゃなかったっけ。
…はて、ボクが勘違いでもしていなければね?]