― 校舎方面 ―[足取りを追って進めば、やがて目的の姿が見えてくる]アルビン君。[あちらもローランドに気付いたようで、向こうからも近付いてきた>>53。その手には術で編んだらしい籠がある。近付いてきたアルビンに対して軽く手を掲げて、歩く速度を落とした]お疲れ様だね。これはやはり……。[お察しの通り、と言うようなアルビンに、思わず苦笑が漏れる]あの仔の仕業か。