― 隠れ里センテナリオ ―
[熱量を取り、人心地ついた所で改めて里の長に呼ばれた。
向かった先は、長の家の大広間。
そこには学園から脱出してきた若手の教師たちと里の主だった面々が待っていた。
寝込んでいた間に、都市で起きた事の情報は共有されていたらしく、その部分を改めて説明する手間は省かれた。
……思い出しておかしな方へ気持ちを高ぶらせないように、と誰かが気を利かせたのか知れないが、それはそれとして。
首都が陥落してからの都市の外の状況を説明された後、一つ、問いが向けられた]
……これから、どうするか。
[この状況で、これからどうするのか、と。
投げかけられた言葉に、小さく呟いて、それから]