俺は、コンラート・フリーデル。この教会で生まれ育った…マレンマとは兄弟みたいなもんだ。疑うなら彼に聞いてみてくれ。
[ 動じず、そう告げれば、信者の顔に戸惑いが浮かぶ ]
『まあ、コンラート!無事だったのですか?』
[ 丁度その時、信者達の間から歩み出た、一人のシスターが、喜色を浮かべてコンラートに声をかける ]
シスター、貴女もご無事で良かった。
ずっとこちらのことが気にかかっていたんですが、今日まで様子を見に来る暇がなくて。
[ 笑顔でシスター・フリーデルの言葉に応じるコンラートの様子に、信者達は顔を見合わせてから、塞いでいた道を開けた ]