―― 少し前・狩猟小屋にて ――
[アリーセとマリエッタの会話が聞こえてくる。
上位の存在だと言い放つアリーセ(>>31)は傲慢に思えるが、実際のところそうならざるを得なかったのだろうと思っている。
どんな理由かは知らないが幽閉されたのだから人間に好意的でなくても当然と言えよう。
ふとネージュの姿を思い浮かべる。
亜人ではなく竜そのもののネージュは彼女にとって更に上位の存在なのだろうか。
それとも同等なのだろうか。
そしてそのネージュと共に在る自分はどう見えているのだろう。
気になってアリーセを見たら、何故か彼女もこちらを見て視線が合った。]