[そんな話をしているうちに、スケッチは完成した]
人物画は専門ではないんですけど。
よかったら、どうぞ。
お近づきのしるしに。
[そう言って、スケッチブックをぴりりと一枚破りとる。差し出したのはヴェルザンディのクロッキー。
受け取られなかったとしても、あまり気にはしない]
あら。
[そんなところに、ジェフロイに声をかけられる>>55と、不思議そうに目を瞠った]
自分ではそんなつもりはないのですが。
よく言われます。
私、のんびり屋さんなんでしょうか。
[そんなこと聞かれても、ジェフロイは困るだろう。
マリエッタは自覚のないのんびり屋だった]