……勿論、これがぼくの……否、『世界』の身勝手であるのは、承知の上だ。だが、ぼくひとりでは、この世界の全てを支え、『虚無』を退ける事は叶わない。……どうしても、きみたちの援けがいるんだ。[苦笑いと共に告げる声音は、やや自嘲めく。世界の中枢、とされる者の見せたそれは、新たなる『柱』にどう映るか。いずれにせよ、神子は再び息を吐き、表情を改めた]