[>>53愛称である名をさらに縮めた呼びかけに、 間抜けな顔でされるがまま―― 顎の指の誘導に乗らされて見上げるように。 いやいやをするような仕草も封じられて、ぱちぱち瞬くと] な、何で目を閉じなきゃならないですか? そんな手にはのらねーです、ちょっ…………。[逃げようとした身体は顎を捉える手指に動きが鈍る。 というか散々した追いかけっこが、 輜重兵といえど兵士である自身の体力を奪っていて] な…… こんな、犬みたいの……うぅぅぅ……