― Nルーム付近 ―
[マーティンのところに行くつもりだという彼女には一つ頷き>>47、彼女の話に耳を傾けた。]
っ!!セルウィンが?
分かったわ、向かう。
っと、……ああ、ごめんなさい。
あんま気分のいいものじゃないわよね。
現場見たら、着替えてくるわ。
[告げられるヴィクトリアの言葉にはそう眉を顰め。>>48
血の匂いはいいものではない、という彼女の手が……頼りなさそうに自分の手を握りしめている手が震えていたからこそ。
おそらく現場を思い出しているのだろうと思ったが、気を逸らさせるために。
そう告げて。
……あまり思い出して気分のいいものではない筈だ。
その後ヴィクトリアと何か話したか。
一段落すれば、気を付けて……と、現場を見るために、言われた場所へと向かっただろう。]