人狼物語−薔薇の下国

329 絶海島奇譚


カーク

−−…ごめん

[再度の呼びかけに、ゆるりと振り向き。>>44
絞り出すような声で三文字を紡ぐと、よろけながら立ち上がり部屋を出て漸く気づいた、南隣の訃報にいよいよ胸が詰まる。


嘘だ。どうして、まさか。


−−もしかして。


脳裡でリフレインする言葉を拒むように耳を塞ぎ、廊下にしゃがみ込む。潮騒の部屋から出てきたオズワルドもまた沈痛な面持ちだった。>>52
そういえば彼女もファンの一人だったし、知己の仲だったのかもしれない。

あの、日記帳がその手に握られていたことが邪推を確信に変えた。
彼もまた、ローズマリーとその祖母の悲願を託されたのか。]

(56) 2015/04/27(Mon) 20:38:45

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