[会話のどのタイミングだったか。ふと、視界の端を黄色い物が過った気がして、顔を上げる]……あれ?[もしや、「黄色い鳥」かと、2人から数歩離れて。……いや、違った。ヒラヒラと舞うのは、黄色い蝶]何処から来たのかな。[その可憐な姿に警戒心を持たないまま、指を差し出した。蝶はヒラリとアルビンの指先に止まり、次の瞬間、深紅に染まった。と、同時にアルビンの体を虚脱感が貫いて]っく……ぁ?!