[ その武器庫の中で死んだ者。
軍章が見つけられ、人物が照合されたことには気付かない。>>17
人の焼ける匂い。
それを知る人間がこの場に2人、いやまだいたか。
その匂いは、決して日の当たるものではない、苦い重たい暗い記憶を呼び覚ましたかもしれないけれど。
ストレッチャーを手配され、──もちろん、壊さなくてよかったとおもったディークの心情は知る由もない、 医務室へと担ぎ込まれる。>>5
起きていたならば、大袈裟だ、と辞退して、医務室にも寄らすに、血を拭う程度で終わらせていたかもしれないが。
あいにく、ぐっすりなもので。 ]