人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


伝書屋 カーク

[応えて、急ぐ、とサシャの目に力が宿る。
一瞬だけ、その眼差しに躊躇いが過ったのは、カークの傷を心配してのものだろう。
深い傷ではないが、失血のせいか、指先が冷たいくせに斬られた場所が熱い。]


 せっかくエディに傷薬をもらってんのに、手当してる暇もないね。


[軽口で返し、サシャの目の上の傷を見つめる。
軟膏は塗ったようだが、包帯も施していない。自分のことは棚にあげて痛々しさを覚える。
顔に傷痕が残ったところで彼女に対する好意は変わらないけども。]

(56) 2016/02/17(Wed) 15:19:58

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