[ その時か、その後か。 通路を横切る見覚えのある姿が目に付いた。>>14 ] やあ、君は確かソマリ・フ……、ソマリじゃないか。[ ややもすると沈みかけた空気を元に戻すように ロー・シェンは常よりも大きめの声で彼に話しかける。 名前を一部忘れていたのは無かったことにしよう。 ] 先程は護衛をどうもありがとう。 お陰さまで大事な忘れ物を取ってこられたよ。[ 遠慮会釈なく言葉を続けたら、 彼の方もこちらに気付いてくれるだろうか。* ]