んー??
ここなら何か食えるかな?
[ 男が足を止めたのは,この村唯一の宿。いつの間にか日はすっかり暮れていた。男はドンドンと宿の扉を激しく叩いた。 ]
よ!大将やってる〜?
なーんてな!!勝手に座らせてもらうぜ〜♪
[ 男は手近な席に座ると,宿の妙な騒がしさに疑問を持ちながら,じっとメニューを眺める。そこに一組の客からの声が聞こえる。どうやら村人の一人が行方不明になったらしい。]
(お?とうとう事件発生ってヤツか?ふーん…何か飯食う暇なさそ♪)
[ そんなことを思っていると,一人の男が宿の全員に呼びかける声を聞く。男は先程座ったばかりの席を立つと,二ヒッと笑って,男に向かって話しかける。 ]
俺も行ってやるよ♪
この村に来て丁度暇してたし♪お前らと別の方向探すって事でいいんだろ?