今後、私の力が必要になった時は遠慮なく呼んでくれ。 ゼファーの男は、借りは命に代えてでも必ず返す。[揺るぎない宣言は、ディークから受けた恩を思えば当然のことだった。力が必要になった時、の想定は無論、戦いに赴くとか除きたい相手がいるとか、そんな時である。] 後でスノーボードの教授も願いたいが、 今は身体を温めてこようと思う。 まずは食事か、湯か… 温泉まで使えるとは、ありがたいことだな。[ひとまずの方針を考えつつ、ディークはどうするのかと様子を窺った。*]