人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


野茨公 ギィ

[ボトルの口より、白く凍り付きながらワインが迸る。

剣は軌道を阻むように広がった氷へと突き立ち、
それを割り砕いて、なお余力を残していた。

掲げた城主の掌に浅く突き立ったところで、
ようやく力を失ってバルコニーの床に落ちる。
血が、いくらか溢れて零れた。]


 もったいないことをする。

[視線は弟の方に向いていたから、きっとワインのこと。]

(56) 2014/02/19(Wed) 01:21:12

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