[高所から見える範囲を見渡す。帝国兵の動きは早く、相当奥まで食い破られつつあるのがわかった] ……ちっ……。[止めきれない。今の自分だけでは止められない。そんな現実が歯がゆい、けれど] それでも、少しでも……![このまま何もせずにいるわけにはいかない、と。敵兵を引き寄せるように動きつつ、光を手繰る。その動きが、予想以上の大物を引き寄せている事>>34には、未だ気づいていない。*]