人狼物語−薔薇の下国

479 月夜に吼える獣の宴


韋駝天 ヤコブ

『失礼。新たなサンプルを見付けたものですから、少々観察を行っておりました』

 さんぷる?

[訝しむ表情に気付いているのかいないのか、信徒兵は言葉を続ける]

『ええ。貴方もまた、我らの計画の糧と――おや?』

[信徒兵が言い切る前に、男はその場から姿を消していた。
 正確に言えば駆け出していた――人並み外れた俊足を誇るその足で]

(56) 2017/04/27(Thu) 22:27:27

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