あ…[(>>43)口から声が漏れた。吐息ともつかない小さな声だった。友人との再会に喜ぶのも束の間、左目を覆う様に巻かれた包帯に気がつく。よくよく見てみれば片足も怪我をしていてオットーは顔を曇らせた。]ああ、ちょうどパンが焼けたところなんだ。食べていってよ。[(>>44)「いい匂いだな」というシモンの顔にはっとする。不躾にも毛がの様子を見た事を悟られなければ良いけれど。敢えて怪我の事は触れず、焼きたてのパンの甘い匂いが充満する店内へと誘った。]