― 医務室 ―
[数日に渡る寝不足を一気に解消したのかもしれない。
体内時計は一連の騒動から16時間以上が経過したことを...に伝えていた。
...は瞬きを繰り返す。
自分が横たわっていることを認識する。
脳裏に最後の記憶を再生する>>5:284と、
まず自分の両手を見た。
誰にも外されていなければ、エレオノーレの首筋に触れた>>5:282
手袋は血を吸って乾き、一部は黒ずんだ赤茶色になっているだろう。
...は両手を見つめたまま上体を起こそうとする。
医務室のベッドに運ばれ>>18、>>37、寝かされているならば
怪訝に思う。
周囲に誰かがいただろうか。]