─ モーザック砦南 ─[エルフの双子の命が咲かせた死の花が、薄れ拡散していく頃、魔法兵器の核は渓谷から山を挟んで西にいた。その距離は少しばかり遠く][全ては喰らえなかった。最後まで、ツィーアの手からすり抜けていこうとするかのような者達だった。いずれにせよ、破光が大地に爪痕を刻んだ日より数日後、魔王が進軍を命じる頃>>4:259には、その城砦もまた体を起こして亜人達の雄叫びに呼応するように咆哮しただろう**]