[>>48焦げた香りに混ざり、黒い夢が入り込む。
「俺」ならば泣いて縋ったろう。
恐ろしい悲しい寂しい悪夢。
でも、「私」には]
カァァァァァァ!!!
[ああ、私が要らないと言うならば。
散々私を弄び、魔性へ堕とし、性癖すら塗り替え、我が主とまで呼ばせたのに。
今更捨てて、他の誰かに執着しようと言うならば ]
グギャアアアアア!!!!!!
[ 私が貴方を喰らってやる!
反逆だ。弑逆だ。
貴方を喰らい、その力と階位を取り込んで。
そうして私は「自由」になるのだ。
貴方に捨てられ忘れられるくらいならば。いっそそういう形の自由でも構わない!!]