いや、斃れてたら不味い。破るぞ!
[引き止めようとするフレデリカの牽制に檄を飛ばした。>>41
脳梗塞などであれば5分が生死を分ける。
体当たりを始めたカークに合わせて同じく肩を張り。
歪んで破れた扉の先で、丸まった布団の盛り上がりが、硬直した姿が。
一時の傍観、侵入するなとの忠告が身体を縛る拘束力を発揮する。>>36
捲られた布団の中で、彼女は眠っているように見えた。]
おい……、おい……。嘘だろ。
[『潮風』の方面からもローズマリーの訃報を報せる声が届く。>>39
我に帰るより先に、肩の向こうをローレルが踏み込んで行った。>>50]
おい、馬鹿ッ!ローレル、そこを離れろ!!
[静止の声も遅すぎる。]