[首を振る。未来を断たせないためにチャールズはカークに撤退を委ね、その身をもって敵の怒濤の前に立ちふさがっているのだ。己が耐え忍ばなくて、味方に退却するよう説得することなどできない。] …出るぞ。[肩にまわした腕に力を込め、鐘の音が聞こえていないだろうサシャに告げた。もっともサシャが努力して育んできた状況察知能力は、周囲の人間の反応からすでに事変を察知しているようではあったが。>>46] 胸壁から南側へ下りる。 そのままキュベルドンの森まで向うんだ。 皆と離れるな。