人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


声無しの タクマ

[どうやら相手は飢えているらしい。
近づいてはいけない、とローレルに警告しようとしたところで、
ぞくりと背筋に悪寒が走った。

めまいがして足元が不意に揺らぐ。
セルウィンが掛かったのは、もしかしてこれだろうか。
そうは思えど抵抗する術もなく、身体と心とが闇に呑まれた。

その場にいた他のものたちの眼からは、
不意に消え去ったように映ったことだろう。]

(55) 2015/02/02(Mon) 00:40:56

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