…僕だって列記とした男なんだぜ
女の子に守られるなんて格好悪いじゃあないか
[ そういった言葉は結局口から出ることなく、
軽口めいた相槌で話を区切るに留まった。
続けて船内人数の話をすれば彼女は知らないようだったので
呼び出したスノウ>>8に名簿の転送を頼み、
もののついでにとカサンドラに連絡先の交換を頼んだ。
白猫が言った「カルにゃん」という単語に眉を微かに顰める。
それは学者の顔をよく見てでもいなければ
気づかないであろう些細な反応だっただろう。 ]
ありがとうスノウ。
…どうやら僕と君を含めて14人の人間がいるらしいな
[ 後者の言葉はカサンドラに向けて。
その折、状況が状況だけに元気溌剌とはとても言えない
彼女の物憂げな表情を見て、学者は静かにため息をついた。 ]