ウェルの奴はあと少し自信を確立すれば、伸びると思うの――… …… …… ……すまない、今のは聞き流すのだぞ、メレディス。 やはりウェルも風の守護者としてまだまだなんだ。 正直、僕としてはあいつも、到底危険に巻き込むなど反対なのだ。 あんなツメの甘い奴、前に出すだけでも大変だ。[実際の交友とは別に、ウェルもまた風の守護者として認めがたそうという口ぶりを零して、肩を竦めて見せていた]