ゾフィがそう思ってくれるのは嬉しいよ。でも、ゾフィにはそのままでいて欲しいな、俺は。[同じだったらこんなにも寂しい思いはしなかっただろう。ゾフィヤならば同じ属性でも前向きに考えるだろうけれど、やはり同じ境遇にはしたくない思いもあった。そうして欲しい、そうさせてはいけない。相反する想いが双子の共感力を鈍らせたか、ゾフィヤが抱く願いを叶えに行こうとするだろうことに気付けず。「ゾフィが居なくなった!」と大騒ぎしたのもその頃だ]