― 個別領域 ― 水域は必要、と言っていたからな。[水に驚く様子に、さらり、と告げる] この領域は、召喚師が望むように『創られる』らしいから、必要と思ったものはあるとみてよさそうだ。[のんびりと言いながら、治癒の術を紡いで負傷した所に光を当てる。半身を白蛇へと変えて寛ぐ様子に微か、笑んだ後。紫苑色が向くのは、自身の右手] で、だ。 我《オレ》の『奥の手』の事だが。[軽く言いつつ、翳す手は再び竜のそれへと転じる]