『それにちょっと、気になってることもあって。
うちの資料にも当たってみないと……』
フレデリカさんのところ?
既にファミルさんが医術書を持ち出したりしてるみたいですけど……。
『ううん、ちょっとした勘よ。医術だけで解決するのかな、って……。
全然的外れかもしれないけど、手掛かりは増やすに越したことはないでしょう?』
[そう言って微笑むフレデリカの表情は前向きなもの。
釣られたように赤の花精も微笑んで]
そうですね。古文書に意外な答えが、なんてこともあるかもしれないですし。
[博物館の収蔵物の数々を思い浮かべながら、何処かにヒントがないか、などと夢想した*]