[やがて墨の色は落ちて行き、以前と同じ、とまでは行かないまでも目立たなくなっていく]わぁ、ヴェルさんありがとう![墨がついていた部分を引っ張って眺めて、ロスリンは目を輝かせた。自分で対処していたら、ごしごしと擦ってしまい悪化させていたに違いない。あそこでヴェルザンディに会えたのは本当に僥倖だった]