>>40[ セルウィンの答えには、上官の機嫌をとろうとする媚びは感じられなかった。賛意を告げた後で、懸念をあげてくる。] 心構え、か。 カーマルグ半島は我々にとっても国の一部だが、義勇兵にとっては、かけがえのない故郷に他ならない。 それを奪われては、生活の拠点を失うばかりか、先祖の墓参りもままならないことになる。 諦めるわけにはいかないだろう。 自分は、義勇兵と王国兵が一緒に戦うことで、その士気を共有してほしいと考えている。