人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


山岳の民 ヴェルザンディ

― オプティモ ―

[蒼の彼岸を駆けだした風は、此岸の器へ戻ったものの。
未だ、その意識は眠りの淵に。

ゆらり漂い、彷徨う所に聞こえたのは、名を呼ぶ声。>>53]

 …………。

[起きなさい、と声がする。>>54
知ってるけれど、久しぶりに聞いた気がする、声。

ふわ、と包み込むのは、柔らかな風の感触で。
それに惹かれるように、ゆっくり、目を開けて──]

(54) 2015/03/22(Sun) 20:17:06 (tasuku)

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